土地付き古民家
残すべきものが、残り続けていくには
場所の持つ力が大きな鍵。
POINTS
- #古民家
- #大正
- #伝統工法
- #平屋建て
- #土蔵
- #1400坪
- #鯖江IC
- #日野山
- #門かぶりの松
- #庭園
ABOUT
販売価格 | 25,500,000円 |
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所在 | 鯖江市上河端町 |
建物種類 | ①居宅 ②倉庫 |
築年 | ①大正15年 ②大正15年 |
建物面積 | ①255.86㎡(77.39坪) ②1F 69.42㎡(20.99坪)2F 69.42㎡(20.99坪)合計138.84㎡(41.99坪) |
土地面積 | 4,683.94㎡(1,416.89坪) ※公簿面積 |
地目 | 宅地・田・畑・雑種地 ※農地部分2,641㎡(798.90坪)については、ご購入時に農地法3条許可又は5条の許可申請が必要となります。 |
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土地権利 | 所有権 |
建物権利 | 所有権 |
構造 | ①木造瓦葺平屋建て ②土蔵造瓦葺2階建て |
駐車場 | 3台 |
校区 | 中河小学校 |
その他 | 本敷地は3,000㎡を超える敷地であるため、開発行為の許可申請を提出する必要があります。 売主にて敷地境界確定測量を実施した上で引き渡しをしますが、敷地境界確定測量の結果により、現状の敷地形状と誤差が生じる場合があります。 北側の農地の一部に青道(市所有の水路)が介在しており、青道の払下げ手続きを実施する場合には買主の負担となります。 ※詳細はお問合せください。 |
取引様態 | 仲介 |
AREA

FEATURES
土地4683.94㎡(1416.88坪)
この広大な敷地は、家の周りのランドスケープを守るために、敷地の周りをぐるりと田んぼで囲うという荒業からきた広さ。
晴れた日には、南方に越前の名峰、日野山が見える。
鯖江市上河端町。鯖江インターへは車で数分。ハピライン鯖江駅や国道8号線へのアクセス良しという好立地。
1400坪の広さ、交通アクセスの良さが揃った圧倒的な古民家。
この古民家の魅力を理解する新たな使い手に受け継がれたとしたら、時を超えた古民家の未来はどんなものなのだろうか。
建物 母屋255.86㎡(77.39坪) 蔵138.84㎡(41.99坪)
拡げた傘のような大きな屋根が存在感を放つ外観、まるで濃淡な墨絵の世界に迷い込んだような薄暗い室内。
先人たちが残した紛うことない圧倒的な伝統構法による古民家です。
建てられてから95年の時間が流れました。
もとは日本住宅の原点である田の字型の間取りの農家住宅でした。
先人の陰陽「ハレとケ」という考えに基づいた古民家の特徴的な間取りです。
「ダイドコ」と呼ばれる台所と居間部分。
昭和62年に増築リフォームされています。
RC造りの増築部分に、DK、浴室、トイレなどの水回りが造りなおされています。
余談ですが、今の時代なら、家族が一番集まり長い時間を過ごす台所や居間は家の中でも明るく広い場所に設置されることが多いです。
しかし、客間を一番優先した古民家のおもてなし精神では「ダイドコ」は家の中の東北の位置が多く、暗く狭い場所でした。
東北の水回りは、早起き母さんが朝日を浴びながら気持ちよく一日を始められる場所だった反面、昼からは暗く、特に冬の寒さは堪えたことでしょう。
古民家リフォーム「ダイドコ」は古民家の雰囲気は多少損なわれてしまっていますが、明るく便利で快適にもなっています。
この古民家のこの後の活用にもきっと役に立ってくれそうな「ダイドコ」です。
「ニワ」土間、作業スペースです。
建てられた当時のままの姿を残しています。
表玄関と裏玄関があり、格式が高い古民家だったことが想像できます。
障子や襖などの建具も美しく、残してほしいと強く思います。
「ナンド」寝室
「オモテ」客間、座敷
「オモテ」の広く長い縁側からは巨木に育ったコナラが見事な広い庭。
名峰日野山が見えるのもこの庭の先です。
蔵。土蔵造瓦葺2階建て
「ダイドコ」と渡り廊下で繋がります。
土壁の外部に板壁が貼られた外観。
「東方見聞録」で黄金の国と記されている日本。マルコ・ポーロの目には板張りの木が黄金に見えたという一説があります。
マルコ・ポーロの見た景色を想像してみる。不思議と、木が黄金のようにキラキラして見えてくるのです。
古民家の周りをぐるりと囲む庭を歩く。
無人の中に、ただ一人いるような自然。
正面の庭には、門かぶりの松を横に横にのばし、まるで小道のように育てられた松があります。
当時は観光バスが停まりたくさんの人に愛でられた庭だそう。
表庭の来客用にきちんとした庭も、裏庭の農的な家族の庭もどちらも心地よい。
これも古民家の「ハレとケ」の思考の表れなのか。
周りの田んぼを駐車場やパブリックなスペースとして整備してもまだまだ余る緑の居場所。
今の家族のかたちでは大きすぎるとも思えてしまう古民家に、パブリックな場所としての活用をあてはめてみる。
夏の暮らしやすさを重要視する古民家特有の冷たくて暗すぎる室内も、温暖化がすすむ今の地球には心地よい暗さと室温だと新たな視点で見直してみる。
建てられた当時とは生活様式が明らかに変わっているけれど、尊重したい思いや美しいものを受け継ぎながら今に活かす方法がきっとあるはず。
圧倒的な古民家と、この場所のちからが導いてくれると思えてやまない。

デザインインテリア
ショップ元店主の推しPOINT
平屋建ての建物は、事務所などにコンバーションして使うのもオススメ。クリエイティブな発想が生まれそうな予感です。
お問合せお待ちしております。